日和見ばかりしている管理職 

今日のお題は「日和見ばかりしている管理職」。これは非常によくあるパターンで、このような人の部下になってしまうと優秀な部下の方ほど悔しい思いをすることが多いのではないだろうか。

事例その1.「新しいやり方を受け入れられない」
当時筆者の会社では、社内の多くの文書がワープロにてやり取りされていたのだが、次第にワープロ→パソコンに切り替えていくことに決定した。
その際に問題になったのが、ワープロで作成した古い文書(原稿)→新しい文書への移行である。
通常の文書はDOS−V変換してパソコンに移行する、ということが決定したのだが、その際に問題が発生した。
図や表が入っている場合にはうまく移行できない、ということが発覚したのである。
単純な表であればプリントアウトして再入力してしまえば問題ないのであるが、ごく一部、ワープロで作成した原稿(印刷所にそのまま入れるもの)については位置が崩れてしまったりすると問題が発生する、という話になった。
そこでふと、デザイン関係の仕事をしている人に相談したところ「何だそんなの、プリントアウトしてMacで作り直しちゃえばいいじゃん!」(まあWindows版でもIllustoratorをはじめ使えるソフトは沢山あるのだが・・・)要は会社側がソフトを新規に購入するのは躊躇するだろう、原稿を作成すること自体がその部署では少ないのだから、移行期である今のうちに他部署に依頼してMacで作成してもらってしまえばよい、という話である。
そうか!!と筆者は主任にそのまま相談しに行った・・・
「主任!例の件ですけど、Macだと簡単に出来るらしいですよ」
「あ〜そうなんだ。でもねえ、今うちの部署にはMac自体がないしねえ・・・」
「でも社内で共用のMacがあるじゃないですか。私達の誰かが覚えるか、他部署の専門の人にお願いするようにすればいいんじゃないですか」
「でもそうなってしまうとねえ、自由に自分で原稿に触れなくなっちゃうし・・・まだ当面ワープロ自体はあるわけだし・・・」
「でも今のままだと後々問題が発生しますよ?」
「でもまあ当面様子を見よう」

その後結局他部署が次々乗換えを始める中、なかなか踏ん切りがつかない主任の部署だけはワープロを使い続け、とうとうその部署だけがワープロを持っている部署になってしまった。
筆者は既にその部署を離れているが、インクリボンの製造中止とかになったらどうするんだろう・・。

事例その2.「上の人ばかりを気にしすぎる」
これは以前、とあるプロジェクトでの出来事。
企画が進行し、最終的にA案とB案のいずれか、決を取ることになった。
周囲の中ではA案はあまりにコスト的に問題がありすぎるため、今回はB案でいきたい、という話になっていた。

部長「それでは最終的な結論を出したいと思う。A案とB案のどちらが良いのか、再度状況の整理をしよう」
課長「大体全体でも話をしたんですが、やはり現実的に考えてB案でいきたいと思うのですが」
部長「いやでもねえ、A案は本部長も面白いと言っていてね。何とかならないか?」
課長「それも長い間検討したじゃないですか。明らかに無理があるって結論になりましたよね?」
部長「いやでもねえ、本部長のほうが乗り気になっていてねえ、何とかこちらの方向で考えてみてくれないか」
課長「いや、でも現実的に無理ですよ、うちの規模じゃ」
部長「そこを何とかして欲しいんだよ」

この時にA案のほうが明らかに優れた案なのであれば、万難を排してでもA案を推す、というのも管理職の考え方としてはありだと思うのだが、問題はこの時部長が単純に「上の意向」のみを優先して決を採ったことにある。

最終的にこの結末は、時間切れで他社に遅れを取ってしまい、A案もB案も実行することは出来なかった。

周囲の状況を冷静に確認することは大切だが、機を見すぎて遅れを取る、というのは管理職にはあってはならないことである。ご注意を。

コメント

組織の中にいると、矛盾あり、後手への苛立ちあり、と大変です。 鈍感な人が羨ましい! 私はデキナイ上司に当たったことが無いに等しいのでラッキーですが、大変だなあと思います。 丁寧な文章に感服致しました。 また来ますので、投稿しておいてくださいね。
炎熱

ありがとうございました

コメントありがとうございました。しばらく仕事がすごく忙しくて、投稿が遅れてしまっておりました。。。

これからはまたコツコツ投稿していきますので、また見てくださいね。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://kurobee.blog3.fc2.com/tb.php/25-d5377482