組織の決定に従えない社員 

今回のテーマは「組織の決定に従えない社員」。会社の中で生きている以上、色々なことがあるものだが、好き勝手やりすぎてはいけない、という当たり前のことが守れない人は結構いるもので・・・。

筆者の知り合いのMさんはまさにそういうタイプ。

彼女は仕事はできる。非常に良く出来るのだが「意見をまとめて調整する」ということが出来ない。彼女にとっては
・自分の主張したとおりになる
・自分の主張したとおりにならない
の2パターンしか存在しないらしい。
(個人的な意見だが、こういう人は女性に多いような気がする)。

大体彼女の言っていることは正論である。
でも仕事には納期もあるし、関係会社との調整や、経費に関係する問題もあるから、大体思った通りにはいかない、というのが大体の流れである。

そういう時、彼女は納得できない。
例えばあるプロジェクトで、彼女が主張していたことは一部は取り入れられたが、一部は予算の関係でできなかった。
でも客観的に見ればサービスの向上にもなるし大きな進歩だから、これで納得しよう、というのが全体の結論となりそうだった。その時、彼女が立ち上がった
「何で全部思った通りに出来ないんですか!」
「でも、経費の問題もあるし、われわれのほうでは意見を全部まとめてそういった結論を出したんだ。最終的には上の判断もあることだし・・・」
「結局上の判断なんですね!じゃあ議論なんかする必要なかったじゃないですか!」
「今回の会議で話したことが全部実行されないわけではないだろう?必要なことは吸い上げられたと判断している」
「結局上の判断がすべてなんですよね!結局!」
「いや、感情的にならないほうが・・・・」
「全部できないんだったらやらないほうがましですよ!」
そういって不機嫌になり、口も利かなくなる彼女。
ここまではまあ、一時の感情で走る部分もあるだろうし(個人的にはそういった意味で感情に走るのは好きではないのだが)まあ、あることだと思う。

でも、その先に彼女がやったのは許せないことだった。

1.実行されつつある計画の悪口を言いまくる
一部実行された計画を黙々と実行しているメンバーの横で「どうせそんなことしたって意味ないじゃん。なんでやるのー??」
「だって進めていたことだし、仕事でしょ??」
「だってやったって意味ないじゃん。信じらんないって感じ」
→これを繰り返した結果、皆から静かに無視されることに。

2.ふてくされてしまって手伝わない
彼女は能力的には出来る人間だから、進行していく際に、彼女がやったほうがいい、と思われることが出てきた。
「ちょっと手伝ってくれない?」
「なんで私がやらなきゃいけないのー?もうやりたいことは出来ないし、こんなこと私の仕事って言われたくないからやだー!」
見かねた上司が
「おい○○君、私の指示だ、やりなさい!」
「はい、わかりました。」
ふてくされつつやる彼女。しかし出てきたものを見ると明らかに手抜き。当然「直して?」となるのだが
「やれって言われたことをやっただけです!直すんだったらどうぞご自由に」(そのソフトを触れるのは彼女だけ)
また上司が
「ちょっとこの部分はおかしいだろう!客観的に見てみんなおかしいといってるんだから直しなさい!」
「じゃあどう直せばいいんですか?」
「そんなのプロなんだからわかるだろう!自分でもおかしいって分かってるんだろう?」
「だって私の言うとおりになんかならないじゃないですか〜もう全部上の人の言うとおりにしますよ。」
ニヤニヤしながら言い放つ彼女。確かに修正技術は彼女しか持っていないんだから、上司は「おかしい」とはいえても具体的にこの部分をこうして、とは言えないのである。
結局最終的にはその更に上の上司が間に入っておさめたのだが、その後彼女は得意げにこのエピソードを周囲に言いふらした。自分の評判が落ちるだけなのに。

組織の中で仕事をしている以上、必要なことってあると思う。
・意見を求められた場合は上をおそれずはっきり言う
・求められていなくても、言わなければいけないことははっきり言う。ただし「相手に伝わる」言い方で。
・結論としていい方向に向かうのであれば、最終的な決定には従う
・明らかに正しく、やりたいと思っていることがかなえられなかったのであれば、それがどうすれば実現できるのか、ということを考える。その場での無理強いは禁物。

特に最後の部分は大事だと思う。会社は生き物だ。その時の状況により、力を入れたい部分とそうでない部分がある。一度は駄目だといわれても状況によりチャンスがまた来る可能性があるのなら、それはすぐに出せる状態にしておくべきだ。
(その時には、前のものよりブラッシュアップできているとなお良い)。

組織の歯車になれというのではない。
上司の「犬」になれというのでもない。
意見を言うのは大事だが、それが少しでも実現できるように、最終的に会社にとってプラスになるように、全部は無理でも、出来ることからでも前に進もう。
チャンスは今ではないのかもしれない。
でも一度逃したチャンスでもそれが正論なら、必ず次のチャンスは来るはずだ。それを逃さないように、ひねくれるのはやめよう。
そうすれば絶対にチャンスは来る。一度アピールしたとき、それがその時の責任者に正しく伝わっているなら。
そして本当にそれが必要なことならば。

しかし最後に独り言。筆者も女性なのだが、いつも不思議に思っていることがある。
「女性ってなんでああいう風に仕事に私情を持ち込むんだろう??」

コメント

毎回ながら、客観的な文体に感動して、そのために、怒りがこみ上げます。そうなんです!
女性は子宮で考えるって言われるの! こういう人のせいです!
断言!

炎熱さん、いつもコメントありがとうございます。

女性は子宮で考える・・・本当にそうかも。

自分自身が相手が感情的になればなるほどさめてしまうタイプだから、余計にそういった感情的な態度を見ると、女性というものに対して失望してしまうのです。

でも女性を一くくりで扱うみなさんに言いたい。
世の中、皆さんの言っているような女性だけではないんですよ、と。

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