嫉妬深い社員
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今回のテーマは「嫉妬深い社員」。
以前書いた「プライドの高い社員」ともある程度共通する部分があるのですが、本当にこれは困ったものです。
筆者の友だちのIさんは、仕事がとてもできる人だ。
学生時代から今の会社にあこがれ、勉強をして入社した人なのだが、入社してからも努力を重ねているおかげで、最近若くして管理職の試験をうけないか、という声がかかった。
だが、彼女は悩んでいるという。
「なぜ?」と聞くと、同僚の嫉妬がすごいのだという。
彼女を悩ませているのは、10歳年上の女性、Hさん。
一年前、別の部署から配属されてきたのだが、本来は管理職になってもいい年頃なのに、平社員のままである。
Hさんは彼女の仕事を一緒にすることになったのだが、グループのリーダーはキャリアもあるIさんがやることになった。
年上の扱いは難しい、とわかっているIさん、最初から「立てる」つもりでいたのだが、一緒に仕事をして困ってしまった。
「仕事を普通にしてくれない」のである。
たとえば「○○日までにこれをしてくださいね」と頼んだとすると「わかりました」と言って、当日になると
「あ、忘れちゃった」
「じゃあ明日までにお願いできますか」
「大丈夫」
といってやってこない。困ってしまったIさん、
少し強く出ることにした。
Iさん「すぐにやってください。それともほかに手がふさがっていることがあるんだったら、頼んだときにそれを言ってもらわないと。「できない」だけだと困るんです」
すると、いきなり文句を言い出したHさん。
Hさん「そもそもこの仕事、気に入らないのよ。こうしたほうがいいと思うのに」
Iさん「だったらそういう形でできる方法を提案してください。私のやり方をご説明しただけで、やり方についてはお任せすると申し上げたじゃないですか」
Hさん「わかったわよ!やればいいんでしょ、やれば!」
Iさん「じゃあいつまでにできます?」
Hさん「すぐにやります!」
とりあえずほっとしたIさん、用事があって他部署に打ち合わせに行って戻ってくると、Hさんがいない。
部署の人たちも気まずそうな顔をしている。
Iさん「どうしたんですか?」
同僚「なんだか疲れたって言って帰っちゃったわ」
Iさん「えーーーー!」
とりあえずもう間に合わないので、その日深夜まで残業してその仕事を一人で片付けたIさん。次の日出社してきたHさんに怒りを抑えつつ、話しかけた。
Iさん「昨日はどうされたんですか?」
Hさん「いや、疲れたんで。」
Iさん「昨日の仕事はとりあえずやっておきましたが、次から何かあったら事前に言ってくださいね」
Hさん「できたんでしょ、別にいいじゃない。」
そのままほかの仕事に向かおうとする。思わずかっとなって立ち上がりかけたIさんだが、一回目だったのでぐっと押さえ、上司に報告することにした。
上司「次に指示をするときには僕も入るよ。君の言うことだと聞かないんだったら、僕から指示を出すことにするから」
ということで、今度はある企画を任せることにした。
その企画は前の担当から引き継いできたもので、
事前調査も繰り返し、コツコツ下準備を進めてきたもの。ほぼできる目処も立っているため、とりあえず資料をすべて渡して、今までの経緯などを説明した。
しばらくして、会議でその企画の進捗を報告することになったのだが、彼女の作ってきた資料を見てIさん、再び頭を抱えてしまった。
今まで進めてきたものとはまったく違う企画案にすり替わってしまっていたのである。
しかも、それが優れた企画だったらいいのだが、誰が見てもこれはちょっとおかしいだろう、という内容で、根拠も何もない。とうとうと説明をするHさんだが、静まり返る部署。
思わずIさんが口を挟んだ。
Iさん「あの、今まで進めてきた内容とぜんぜん違いますよね?」
Hさん「いや、あちらも参考にしましたけど」
上司「いや、前のものの方がいいと思うんだが。問題もなく進んでいたんだから、そのまま進めてほしいんだよ。大体今からやり直していたら、納期も間に合わないだろう」
Hさん「・・・・・」
ということで、ほぼ上司が決めた形で、元の案に戻すことになったのだが、やはりやり方など、いろいろなところで、一度決めたことをすべて無視して進めようとする。
しかもそれが意味のあることならいいのだが、どうもただ「違うものにしたい」だけに見えてしまうのである。
困ってしまったIさん、Hさんと再度、話をすることにした。
Iさん「先日の会議でも上の方が言っていたけれど、ここまで進んでいるんだし、まずはそのままやってみたほうがいいと思うんです。その上で提案などがあれば、出していけばいいんじゃないですか?」
Hさん「それって私には能力がないということですか?そうですよね、Iさんの方が仕事できますもんね。はいはいわかりました。」
Iさん「いや、そういう意味じゃなくて…、別に何も私は思ってないですから、普通に仕事をしましょうよ」
Hさん「じゃあ私は普通に仕事をしていないって言うんですか?私にだって今までのキャリアもあるし、プライドだってあるんですよ!それをいわれたとおりにやれって、、、」
Iさん「いや、結果を出してくれればいいですよ。もちろん。でも仕事なんで納期もあるし、最終的にできなかったっていう選択肢は許されないんで、そこは考えていただかないと」
Hさん「そんなこと当たり前でしょう!わかっていないとでも言うんですか!」
Iさん「(もうだめだ)・・・・・。」
悩んだIさん、上司に相談して、一度上司から諭してもらうことにした。
とりあえずはそれなりにおさまったように見えた。
だが、しばらくしてIさんは雰囲気がおかしいことに気づく。
どうも周りの空気が冷たいのである。
気になったIさん、ある日、同期の「アドバイス」を受けて、愕然とした。
同期のMさん「あなた、Hさんに対してすごく傲慢で上司面しているっていう話になってるわよ」
Iさん「ええ??だって、仕事を進める際にはお願いしなきゃいけないことがあるし、言い方とかも気をつけてるけど」
Mさん「提案も聞いてくれないし、態度も偉そうだし、ムカつくって、Hさんが言ってたみたい。古株だから、注意してね」
Iさん「・・・・・」
しばらくしてIさん、十二指腸潰瘍で寝込んでしまった。上司に相談して担当を替えてもらい、今はスムーズに仕事ができているが、管理職になったらもっといろいろなことをされるのではないか、ということが怖いのだという。
筆者も女性だから、多かれ少なかれ、こういう目にあうことがある。だいたいそういうことの原因は、聞いてみると「くだらないこと」や「一言聞いてもらえば解けたはずの誤解」であることが多い(ちなみに筆者は以前、陰になり日向になり(笑)いじめられていた人からある日「それ、ひょっとして、天然?」と言われて嫌がらせがぴたりとやんだことがあった)。
最近ちょっと思うことは…
組織のなかで一生懸命仕事をしている以上、くだらない人間に嫉妬されること、うらまれることはある意味「仕方ない」ことなんだと思う。
ただ、それをそのまま受け止めるだけではなく
・上司への報告
・仕事で「すき」を作らない
・仕事に支障を及ぼすような場合、上司に頼んで
命令・注意をしてもらう(すぐに)
・いやだと思ったら、その場ですぐに言う
・自分に明らかに非がない一方的な嫌がらせは、
報告などの対処を取ったら、後は忘れる
ことが大切だと思う。
まじめでつぶれてしまうことほど、
人生、悲しいことはないのだから。
- [2006/11/12 20:25]
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コメント
うちの前の仕事場の上司もこんな感じの人でした(嫉妬、ではないですね)。
こういう人を見ると、なんとなくですが「寂しいのかなぁ」って思います。ほんとになんとなくなんですが。変な言い方かもですけど、なんていうか気持ち的に満たされている人だったら、こんな風に人をひがんだりはしないのでは。。と、思うんです。うちの上司の場合、なんかうちのことが気に入らなかったらしくて、なにかと文句を言われたり、かと思ったら次の日から1週間シカトされたり。今だったらあんまりシカトとかされても気にしないけど、昔は若かったので(笑)凄く悩み、胃潰瘍になって辞めてしまいました。Iさんのお体はもう大丈夫ですか??お大事に。。
うちも女性ですが、年上の女性って扱いにくいですよね。。(笑)
こういう人は多分、自分ができないのが悔しかったり寂しかったり、でも素直になれなくて…というところだと思うんですよね。
ちなみにIさんはもう大丈夫です。でも、出世欲みたいなものがなくなってしまった、という点については、残念なことだと思います。
ちなみに私も年上の女性はやはり、苦手です。だからこそ、個人的には「あの人やりにくい」といわれる女性にだけは、なりたくないと思います。
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