がんばりすぎてしまう社員 

仕事が時折嵐のように忙しくなるため、急に更新できなくなってしまいましたが、久しぶりの更新です。

今回のテーマは「がんばりすぎてしまう社員」
わたし自身も時々言われますが「肩の力を抜いてみたら?」と言われる人、あなたの周りにはいませんか?

筆者が以前同じ部署で仕事をしていたSさんは、とても仕事ができる人として知られていた。
普段の仕事のなかでも、
・問題点を相談するとすぐに提案が返ってくる
・自分が忙しくても、細かい相談でも相手にしてくれる
・自分が知識やノウハウを蓄えていることについては、できるだけマニュアルにまとめ、部署内で共有しようとする
・担当ではない仕事でも、同じグループ内の仕事だと、相談するとすぐ担当に用件を取り次ぎ、必要であれば自分自身でも対応してくれる

という人で、相談を受けること、頼まれごとも多く、いつも忙しそうに動き回っていた。
また、そのようななかでも新規提案も多く、それをみごとな手腕で成功させていったため、上の評価も高かった。
しかし、そんな彼女も、キャリアを重ねていくに連れて、問題が発生してきた。
今まで「同じ時間で常人の3倍働く」と言われていた彼女だが、次第に大きな仕事を任されることも多くなり、仕事の幅が広がっていくと、細かいことまで手が回らなくなってきたのである。
その反面、周囲の人は相変わらず彼女に頼りきり、自分たちは相変わらずのペースで仕事をしている。
また、上司はそんな彼女を高く評価するものの、残りのメンバーをもっと刺激して、同じようなことをさせようという姿勢はないらしい。

次第に彼女は暗くなり、イライラするようになっていった。
相変わらずレスポンスは早く、必死に仕事をこなしているものの、文字通り「抱え込みすぎ」の状況になり、最終的には精神科に通院するようになり、本人の希望でルーチンワークだけの部署に異動することになった。

その前に、彼女から聞いたこと。
「なんでみんなもっとがんばらないんだろう」
「なんでみんなもっとちゃんとしないんだろう」
「最終的には「別に担当じゃないんだから、そんなことまで
教える必要なんてないのよ」なんて言うのよ。間違えてるのがわかってるのに、担当じゃないから教えないなんてひどいじゃない!」
そういううっぷんがたまり、今まで前向きに仕事ができていたのが、おかしくなってしまったらしい。

そのとき、自分はまだ今よりもはるかに若かったから、相手に同調することしかできなかったけれど、今だからわかることもある。
仕事には、
・指示されたことをきちんとこなす(初級者レベル)
というレベルと、
・ある程度全体を見ながら、必要な補完などはしておく(中級者レベル)
・必要に応じて頼まれたことでもやり方の提案や、マニュアル作成まで行い、自分でなくてもできるようにする(中級の上)
・必要に応じてちょっとしたことから自分で仕事を作り出し、会社に利益をもたらす(中級〜上級)

ということがある。
普通は次第にスキルアップしていって、言い換えると「言われたことを素直にやる」レベルから「自分で考えながら、言われたことのなかで提案していく」レベルに、さらに「自分で市場調査から行い、一から提案できる」ように「進化」していくわけだが、ある程度の規模の会社には「できる人」「そこそこできる人」「できない人」の三種類が必ず存在する。

「そこそこできる人」あたりだと、与えられたことを必要に応じて補完しつつきちんとこなす、というあたりが実は精一杯で、それ以上のことをする余裕がない、ということも沢山あったりするのである。

最後に、今「できる」と言われている人に気をつけてほしいこと。
・周囲の人が自分のように動いてくれないからといって、めげないでほしい。
・周囲の人が仕事をしていないように見えるからといって、必要以上に気にしないでほしい。神経がおかしくなるだけだから。
・普通の上司であれば、できる人、できない人はきちんと見分けている。
ただ、できない人をすべて叩き出すと組織は成り立たなくなる。
・自分が「がんばりすぎている」と思ったら、一度深呼吸するか、できれば一日休みを取ってゆっくりする。それができないと、次第にイライラして人望がなくなる

最近できる人が神経を壊すケースが多い。
自分の周りでも数件、同じようなケースで仕事を辞めてしまった人、負荷の少ない仕事に転職してしまった人がいる。
でも、もったいないよ。

コメント

久々の更新、嬉しいです

kurobeeさんの記事が好きで、しょっちゅう見に来てました。
もうやめちゃうのかな?なんて心配してました。

まあわたしも、頑張りすぎてしまう一面はあると、自覚している社員です。
周りにパワフルな女性が多いので、良い刺激を受けています。
「がんばる」ことは良いけれど、「がんばりすぎる」のは、自分も周りも辛くなるので、程々にしないといけませんね。

今年のテーマは「もっと余裕を」なのです。

kurobeeさんもお仕事忙しいでしょうが、お体お大事に。
また遊びに来させてください。

ありがとうございます

木蓮さん

コメントありがとうございます。
最近本当に仕事が忙しくて、書きたいネタはいくつかあるのですが、ちょっとぐったり気味でして、滞ってしまっていました。
でも、このブログは止めないですよ〜。

一時期本当に、よくできる社員が辞めてしまうのを見てきました。
「もっと余裕を」いいテーマですね。
忙しい時期だからこそ余裕をもって休んだりすることで、仕事のペースも上がりますし、思わぬアイディアが浮かぶこともあります。

これからも不定期更新というかたちになってしまいますが、できるだけ更新していきますので、ぜひこれからも、よろしくお願いします。

お仕事、無理しないでくださいね。

環境?

俺もガンバってきたけど、
そんな環境〜、がんばらなきゃならない、環境ってありますよね、
でもこのごろそれって仮想なんだって思います。仕事が溜まってるからがんばる、仕事を急がなきゃならないから、がんばる、人手が足りないから、がんばる、そんな環境〜(地盤)がありから、誰かがんばらなければならない、...................
それって会社の都合じゃないかな〜?
仕事の量って社員の人員と正比例しなきゃならないと思うし、
そうするのが管理職の仕事じゃないの?
新聞読んで、経済がすべったころんだ言ってる場合じゃないと思います?
皆はどう考えますか?教えてください

コメントありがとうございます

管理者です。
最近更新できてなくて、気づくのが遅れてしまってすみません。
遅ればせながら私自身の考えを述べますね。

>仕事の量って社員の人員と正比例しなきゃならないと思うし、
そうするのが管理職の仕事じゃないの?

問題は、人一人の能力がずっと固定のものではなく、可変であることです。
たとえばベテラン社員が一人抜けて新人さんが来る、って、結構あるケースですが、この場合にはベテランのほうがはるかに仕事ができるはずですから、全体の負荷としては大きくなるはずですよね。

また、もう一点、企業は利益を上げなければいけないという前提があります。
実績は上げられていないけれど仕事はあるから人が欲しい、という要求は、誰も許してくれないでしょう。

で、その責任をすべて「管理職のせい」にしてしまうと、仕事の効率は上がらず、人それぞれの能力は上がらなくなってしまうのではないかと思うのです。

仕事に対して明らかに人が足りないという状況が恒常的に続くのであれば、その責任のほとんどは管理職にあると思います。
でも社員の側も、今の人員でまわすことができるように効率的に仕事を回すことはできないか、ということを考えることも大切だと考えています。


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