周囲の状況が見えない社員 

今回のテーマは「仕事の状況が見えない社員」。
ところで最近思うのだが、人に嫌われる仕事をする人って、
意図的にやっている人とそうでない人がいるということに気づいてちょっとショックを受けた。

「嫌われる」ことだけを恐れてはいけないと思うのだけれど、
一人では絶対にいい仕事ができない、ということは、心に留めておいてほしいと思う。

筆者の友人のNさん、先日まで大きなプロジェクトに携わっていた。
非常に大きなプロジェクトであったにもかかわらず、与えられた人間は少なく、Nさんもリーダーとして日々、悩む日々を送っていた。

そんななか、Nさんが悩まされたのが同僚のKさん。
彼女はキャリアはとても長かったので、今回のプロジェクトでも期待されていたのだが、
「家庭があるから」という理由で、正式なメンバーにはならなかった。
だが、プロジェクトを進めていくなかでいろいろ問題が発生してきた。
Kさんが状況を見ずにNさんに口出しをしてくるのである。

「この資料、このデータもあったほうがいいんじゃない?」
「このデザイン、全体的にもう少し練り直したほうがいいんじゃない?」
「う〜ん、もう少し考えたほうがいいんじゃないかなあ・・・」

内容的にはもっともな指摘。でも問題は、最初に概要を見せて相談した段階では
「これでいいんじゃない?」といっているのに、ほぼ完成した段階で
「やはりやり直したほうが・・・」と指摘してくるということ。
必死でがんばっていたNさんだったが、最後の段階になってKさんが
「う〜ん、この部分、作り直したほうが・・・」といったときにはさすがに
「今の納期だと難しいです」
といわざるを得なかった。

するとKさんは切れた。
Kさん「どうしてこれくらいのことができないの!」
Nさん「いや、もう人員的にもいっぱいいっぱいなんです。AさんもBさんも別の修正と最終テストで
いっぱいいっぱいの状況ですし」
Kさん「だったらこれくらいのこと、あなたがやればいいじゃないの!できるでしょう!」
Nさん「いや、ちょっとそれは・・・・」

さすがに上司が助け舟を出してくれた。
「もうここまでやったんだからいいだろう。Nさんにはほかにもいろいろやらなきゃならないことがあって、
大変な状況なんだから」

するとKさん
「そんなに大変なんですか〜。これくらいのこともできないくらい?本当に?」
上司「そこまで言うんだったら、手伝ってあげたら」
Kさん「ハア?何で私が?自分の仕事なんだから自分でやらなきゃ駄目ですよ〜。」
上司・Kさん「・・・・・・。」

早朝出勤、深夜残業を重ねてきたNさん、その時点で急に、すべてがいやになり、仕事に対するモチベーションがなくなってしまったという。

仕事をしていくうえでは、どうしても「判断」しなければならないときがある。
必要だったら無理を重ねることも必要なのだろうが、段階にyo
っては細かい部分を気にしすぎて
大きなミスを見落としてしまったり、納期を守れなくなってしまっては「プロ」としては失格である。
大きな仕事であればあるほど、そのあたりの見極めが大切になってくる。
こうすればもっとよくなる、というのがわかっていてもそれを見逃すというのは、
担当としては相当つらいことなんですけれどもね・・・。

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