考えない社員 

仕事をしていて「もっと考えなさい」と言われることはないだろうか?
理由も言わずにただ「考えろ」は困ることもあるけれど、
何も考えずに仕事をされるのも困ることがある。

最近会った知り合いが、
「あまりに考えない部下に困っているんですよ」
という。

Aさんの部署にある時配属されてきた社員、
前の部署でも困り者だった、と聞いていたので、
面倒見のいいAさんは「まだ若いんだし」ということで、
自分でしっかり教育しようと考えた。

だが、実際一緒に仕事をしてみて困ってしまった。
あるとき、資料の作成を頼むことにした。
「これを入力して、足りない情報を調べて
埋めておいてくれないかな。資料はこことここにあるから」
「入力を先にやってもいいでしょうか?後、どの資料を
どう見ればいいんですか?」
「やりやすいやり方でかまわないよ。資料は一度自分で
確認してみて。見てもらえばわかるようになっているから」
「どのやり方が一番速いんでしょうか?ためしにやってみて
いただいてもいいですか?」
「・・・」

あくまで面倒見のいいAさん、数件やってみせて、
後は彼に任せた。
で、「終わりました」といわれてチェックすると、
抜けや間違いがたくさんある。
「君、これ、チェックした?」
「いや、言われませんでしたから」
「・・・チェックするまでが仕事なんだよ。こういう場合は」
「わかりました。」

すべてがそういった感じで、仕事のやり方を
自分で考えようとする姿勢がまったく見られないのだという。
「そのほかにも、社内で決められているコードとか、
普通に仕事をしていれば目にするようなこと、
社内の情報共有サイトなどを定期的に見ていれば
頭に入っているようなことも、まったく知らないんですよね。
本当に、何も考えていないというか・・・」

しばらくしてさすがにさじを投げてしまったAさん、
今、彼はアルバイトの下で単純作業をしているそうだ。
もちろん査定は最悪。

「「考えろ」というけれど、どうすればいいのかわからないよ」
人がいるけれど、それは、聞くなということではない。
自分で考え、調べてみて、わからないことを整理してから
聞きなさい、ということを意味するのだ。
そこまで整理して聞いて「考えろ」という人は少ないはず。
(逆にそこまでして「考えろ」って言う人は、たいていはただの
面倒くさがりなので、相手が悪い)

また、ある程度社歴を重ねていったら、仕事に直結しないと思っても
社内で公開されている情報にはできるだけ目を通しておくべき。
次第に細かいことまでは誰も教えてくれないようになるので、
会社の「お荷物」といわれないように、ご注意を。

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